大学通信教育とは
大学通信教育は、昭和22年に学校教育法によって制度化され、昭和25年には正規の大学教育課程として認可されました。
学びたいけど、様々な事情で大学に通学できない人たちのニーズとともにすでに50年以上にわたって実施されています。
さらに、平成11年には、大学院でも修士課程の通信教育が始まり、博士課程も平成15年4月に通信教育が始まりました。
仕事と両立させながら学べる大学通信教育は、いつでも、どこでも、だれでも、何でも学べる教育機関として、これからもますます発展することが期待されています。
今では、通信教育を実施している大学、大学院、短期大学で、全国20万人以上がそれぞれの学習動機に合わせて学んでいます。
これからも通信教育を実施する大学等は増えていくと思われます。
大学通信教育は、向学心を持ちながらも、地理的、時間的制約などがあって、大学への通学ができない人たちの期待に応えようとするものであり、正規の大学教育課程です。
さらに、社会人がさらなる学習をしたいと思う場合や、生涯学習の場としても、学びたい意思のある人に対して開かれた高等教育機関です。
大学通信教育の学習指導
大学通信教育ならではの様々な授業形態による学習とともに、学習指導も行われ、学生が学びやすい環境をなるべく提供しようとする努力をしています。
まず、学習の約4分の3は、印刷教材等による授業となりますが、この授業はどうしても孤独な学習に陥りがちです。
また、自分の意思次第で学習するかしないかが大きく影響するため、いざ大学に入学したものの、学習を継続することが一人では難しいと思う人が多いです。
そこで、学生に対する学習指導や学習相談が重視されます。
ホームページを利用して、学習指導を行っている大学もあります。
さらに、大学が発行する学習指導書や機関紙を通じて一般的な学習指導が行われます。
学習者個々の指導には手紙の形式を取る場合がほとんどです。
そして、一部の大学・短期大学では、電子メールによる質問・相談の受付、回答も行っています。
しかし、このような印刷物での指導や相談には限界があるので、教職員による面接指導や相談も行われます。
大学での窓口はもちろん、地方都市に教職員を派遣して直接指導や相談を行います。
そして、学校によっては地域ごとに学習グループを組織し、学習活動や相互の親睦のために活動しています。
大学通信教育の卒業について
仕事などの他の事情もありながら、大学の学習と両立を続けていくことは大変ですが、自分の学習したいという意思を強くもって学習を続けてきた人は、きちんと大学を卒業する日を迎えることが出来ます。
大学の卒業要件は、4年以上在学し124単位以上を修得しなければなりません。
そして、そのうちの一定単位を面接授業によって修得しなければなりません。
卒業直前に、多くの大学は卒業試験を実施します。
卒業論文と総合面接試問とに分かれ、これに合格しなければなりません。
通信教育では社会人が多いため、卒業論文のテーマには、職業や居住地等との関連を色濃くもつものが目立ちます。
そのため通学課程の学生の卒業論文とは少し異なるものとなります。
卒業試験に合格し、教授会での選考を経て卒業が決まります。
卒業すれば通学課程の卒業生と全く同じ資格、大学では学士が授与されます。
また、その大学の同窓会のメンバーにもなります。
卒業時期は、毎年3月だけでなく、9月もあり、年に2回になっています。
そして、もちろん、通学過程の学生と同様に卒業式に出席することもできるのです。
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